名称・ユキノシタ    (ユキノシタ科)

  • 別称・イドバス、イワブキ、イドグサ、イワカズラ、イトヒキグサ 
  • 特徴・北海道を除く全国の陰地に自生する常緑の多年草。葉は暗緑色で多肉で表面には荒い毛が生えている、根ぎわから束生し、葉の裏側は赤みを帯びてている。(地方によって裏が緑のもある)初夏には白色のちいさな5弁の花を鮮やかに咲かす。
  • 採取・溪側、湿った場所、井戸まわり、庭の日陰。
  • 食べ方・クセがなく、花茎、葉を食べる。若々しい葉を選びゆがいてアク抜きをしたり、生を薄いころもで天婦羅にする。花は生のまま塩を振り容器に漬け込み、軽く重しをして水が上がったら、それに又塩をしてビンに入れて保存する。そのまま花茶にしたり、塩抜きして椀だねにする。   
  • 料理メニュー・天婦羅、酢味噌合え、ゴマ合え。
  • 薬効メモ・ひきつけ、てんかん、百日ゼキ、解熱・・・新鮮な生の葉を塩で揉みその汁を口に含ませる。

    心臓病、腎臓病、むくみ・・・葉を乾燥させたものをお茶がわりに飲む。

    中耳炎、みみだれ・・・葉のもみ汁を1、2滴耳穴にたらして脱脂綿で軽く栓をし、一日1回取り替える。
    ヤケド・・・ヤケドには揉んで貼りつける。